七十八、臆病(2)

 隊長が南鄭(なんてい)に戻って来たのは一月も末になってからだった。昼前に到着して、晩にはまた漢城(かんじょう)に向けて出発するという慌ただしいもので、夜間行動の安全のためと荷物持ちのために従卒を二人つけていた。私用外出 …

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