八十五、不如逃跑(にげるにしかず)(3)

 隊長は洗い終わった鍋を重そうにぶらさげながら、トボトボと天幕の中に入り、寝台の上に乗ると頭から布団を被って横になった。 「えっ! 朝から?」 「体調不良」 「え、マジに具合悪いんですか? お医者さん呼びましょうか?」 …

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